エルム街の悪夢3/惨劇の館 の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > エ行
 > エルム街の悪夢3/惨劇の館
 > 鱗歌さんのレビュー
エルム街の悪夢3/惨劇の館 の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エルム街の悪夢3/惨劇の館
製作国
上映時間96分
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの
レビュー情報
第2作でせっかく大幅に脱線、迷走したのに、第3作ではウェス・クレイヴンがお目付け役で帰ってきて軌道修正、わざわざヘザー・ランゲンカンプにまで再登板願うという念の入れよう。再登板の必然性がどれほどあったかはともかく、とりあえず余程、第2作を「無かったこと」にしたかったんだろうか。
とは言ってももちろん第3作は第3作なりに、妙なコトになっちゃってます。
第2作は悪夢というより夢遊病、でしたが第3作は曲がりなりにも一応は悪夢テイスト。さすが、夢の中ならどんなデタラメな事が起きたってしょうがないよね、とばかり、支離滅裂、ワケのわからな事象のオンパレード。もはや、フレディが犠牲者をもてあそんでいるのか、フレディが映画の製作陣にオモチャにされ、もてあそばれているのか。
だもんで、そりゃまホラーらしい残酷さに彩られているとは言え、ほとんど悪乗りみたいなギャグの要素もあって、一種のブラックユーモアが溢れてます。
一部ではコマ撮りも用いられていたりして。そう、コマ撮りって、「あり得ない」非現実を現実のものにしてみせる有力な手段、と思いきや必ずしもそうではなく、(余程巧みに演出しない限り)どうしても「これはコマ撮りです」という独特のユーモラスな非現実感を感じさせてしまうんですよね。だから、時間も予算もかけられないホラーとは、あまり相性がよろしくない。それだけに、こうやって「ユーモラスで悪いかよ」と、堂々とブチかましてくれると、かえって目を引くものがあります。
正直、フレディの来歴みたいなものは、「サーカスの怪人」で言及される怪人二十面相の正体並みにどうでもいいのだけど、そういった点も含めて、長期シリーズ化の準備はこの第3作でほぼ整ったのかな、と。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-08 17:40:27)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-30食人族7レビュー3.07点
マキシマム・ソルジャー8レビュー6.66点
2025-03-29名探偵コナン 瞳の中の暗殺者5レビュー5.96点
2025-03-23ハンバーガー・ヒル8レビュー6.07点
2025-03-23誰かに見られてる8レビュー6.04点
2025-03-22トリプルX9レビュー5.66点
2025-03-15新・座頭市 破れ!唐人剣8レビュー8.00点
2025-03-09追跡者(1998)6レビュー5.81点
2025-03-02トライアングル(2009)8レビュー7.11点
2025-03-02西部に賭ける女7レビュー5.80点
エルム街の悪夢3/惨劇の館のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS