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いささかまとまりなくドタバタし過ぎの感もあるのだけど、それにしても、未来~現在(?)~過去と時間を飛びまくり、まさにアイデア満載、実によく考えたもんだなあ、なあ、と。全然頭使ってるとは思えない続編の企画ばかりがまかり通る今のご時世(続編の企画を優先する分、もっと気の利いた企画が闇へ葬られている可能性も高いのだ)、それを考えれば、本作、なかなか良心的なのでは(とは言え、本作も当時は、「単なる第3作への繋ぎやんけ」と陰口も叩かれたけど)。物語のアイデア自体もさることながら、本作の面白さのもうひとつは、一人二役、三役の多用。当然、メーキャップの面白さもそこにはあるのだけど、それ以上に、「敢えて同一人物を(特撮で)同一画面上に載せる」という面白さ。これが結果的に、一歩引いた画面の中での、パントマイム的なオモシロさを出すことになっています。この「パントマイム的」というのが、スポーツ年鑑の奪い合いという、単純なテーマともマッチして、魅力を発揮しています。
【鱗歌】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-03 08:52:41)
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