| 作品情報
レビュー情報
ラスト近くにハロウィンネタを持ってきたところが憎い。じゃなくてもう、ズルい。くそーそうきたか、中盤の展開を、最後にそう持ってくるか。そんなの感動せずにはおれないではないか。ズル過ぎ、ヒキョーだぞ。ウチの幼稚園の娘は最後の30分くらいしか観てないのに、泣いてるしなあ。父ちゃん、もうワケわからん。ケヴィン・コスナー演じる男、それなりにイイ奴ではあるけれど、所詮は殺人者。いや、脚本家の立場からすりゃ、彼に殺人を犯させず、もっと好人物に描くことの方が簡単なワケだけど、敢えて殺人者として描く。なぜならその事は、少年と彼との友情の障害とはならないから。友情は善悪を超える、という信念が、ここにある。“完全な世界”とは、“完全な人間だけが住む世界”のことではなくて、むしろ“あらゆる人間が存在しうる世界”。その不完全な人間たちが互いに補い合って、“完全な世界”が形作られる。うーん、何だか、ハメられたような感動なのだけど、悪い気はしないね。
【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-09-28 22:45:54)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
|