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同じ年に『仁義なき戦い』シリーズが続々と作られてて、あちらは実際の事件に取材しつつ、曲がりなりにも登場人物には仮名(と言えるのか?)を使用していた「実録路線」。一方、こちらはというと、もうタイトルからして、そのまんまもいいところ。いや、普通のお方を題材にするのなら実名でもいいんですが・・・。
という、実録モノ以上に実録チックな禁断の作品ですが、内容はというと、むしろ、ひと世代前の任侠モノ。主人公を演じるのが高倉健だから、まあ、そうならざるを得ないかな。基本的に、イイ話テイスト。 ただし、ときどき健さんらしくもなく無鉄砲、というかムチャクチャな行動をとり、そういうシーンでは、この主人公、菅原文太に演じて欲しかったな、という気もしてきます。 しかし菅原文太は別の役どころで登場しており、この二人の役柄を交換するのはやはり無理があるなあ、という展開なので、これでいいんでしょう。 というか、やっぱり全体的に無理があるんだな、きっと。 まあ、題材の割には、穏当なサクセスストーリーです。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-18 15:02:36)
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