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武智鉄二監督の残酷物語シリーズ第二弾(シリーズではないかもしれないけど)。もちろん世界残酷物語とは何の関係もなくモンド映画でもないけれど、日本らしい題材でもって、さしずめ日本残酷物語とでも言ったところでしょうか。
ただ、前半こそ、浮世絵で究極のエロスを表現するべく、絵師が絵のモデルとして娘を弟子に手籠めにさせる、という狂気が描かれるものの、だんだん浮世絵とはあまり関係ない話になっていって、最後はある意味普通の「血塗れ殺戮ショー」となってしまうのが、何だかよくわからん。こういうのを「残酷」って、言うんだろうか? それより、時代劇にしちゃあ、貧相だなあ、というのが何とも残念。手持ちカメラでそれなりにカメラワークにこだわったのかもしれないけれど、無意味に映像がブレて、これがどうにも安っぽく見えてしまう。 ハダカや濡れ場もふんだんに登場しますが、これももう一つパッとしない。ちょっとポエムなシーンもあって、うん、ちょっと恥ずかしいかも。 という、これも変なエロ映画でした。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-11-08 22:39:51)
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