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やっぱりヘンリー・マンシーニって人は凄いなあ。テーマ音楽が有名なので、その部分ばかりが注目されがちだけど、映画音楽全体をよく聴いてみよう。誰の耳に馴染み易いメロディのテーマ音楽をちゃんと提示した上で、要所要所では様々な技巧をこらした現代的な響きも聴かせてくれる。それでいて音楽の統一感も失っていない! 勿論この映画の魅力は音楽だけではありません。ヒトクセもフタクセもある登場人物たち。特にジョージ・ケネディ、彼は義手という設定だが、時々、手が長すぎるゾ!(←どうでもいいけど)。また脇役ですが、あのヒトのいい収集家も忘れられません。そして意外なストーリー展開。何の予備知識も無く観たお陰で、見事にしてやられました。撮影についても、暗闇の使い方が(ちょいとキメ過ぎのきらいもあるが)実に印象的で、サスペンスを盛り上げます。満足感あふれる一本です。
【鱗歌】さん 9点(2004-04-11 02:05:14)
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