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他の大名たちが太閤殿下への恩義も忘れて家康にペコペコする中、ふん1万石なんぞ返上してやるわい、と家康の前で大見栄をきってみせる、前田慶次郎。しかしその影では思わぬ陰謀が。慶次郎あやうし! ってな訳で、あばれ大名:市川右太衛門が、それなりに大あばれして八面六臂の大活躍、というオハナシですが。主人公のやんちゃなキャラとはウラハラに、右太衛門ひとりやたら貫禄あり過ぎ(あばれ大名というよりメタボ大名)、というのが正直な印象で、でもやっぱりヒーローというものはこうでなくては!とも思うのであります。大体、あの形相で、「イヤだイヤだ」と反抗期みたいな大人げ無いことばかり言ってるのが、観てて何となく羨ましくすらなるではありませんか。それにしても、時代劇の登場人物ってのは、何かっつうと高笑いしますなあ。でも、その高笑いだけで何となく我々を納得させるものがあるのです。「実はカクカクシカジカだったのでござる」「それは知らなんだ、失礼つかまつった」「いやこちらこそ」みたいなセリフの代わりに、とりあえず高笑いする。いやあ、いいじゃないですか。
【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-07 11:20:49)
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