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どうでもいい拳銃を巡るどうでもいい争奪戦がウダウダと続く、どうでもいいストーリーなんですが、内容の「どうでもよさ」に伴う浮遊感の中で、小ネタ的な演出上のアイデア、「見せ方」を楽しむ作品なのかな、と。それを楽しまねばならぬ作品なのかな、と。確かに笑える部分もあるんだけど・・・。最初の方で、バルコニーのジュリア・ロバーツと地上のブラッド・ピットが会話するシーンですでにイヤな予感。「ひとり演技」のカットを繋ぎ合わせて、離れた二人の会話を構成するのだけど、なにせスター2人の「ひとり演技」だからやたらと張り切る。しかもここが見せ場とばかり、このシーンが妙に長い。だもんでクドい。結局、この最初に感じたクドさが、この後もずっと続いていってしまう。最後に口直しとばかりにジーン・ハックマンが出てきて、「映画も終わろうかという今さらになって大物のオレ様が出てきたから、驚いただろ」みたいな顔をされてもなあ。所詮は小ネタなんですよね。
【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-10 17:30:50)
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