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↓いやホント、私もアムロとシャアが会話しているようにしか聞こえませんでした。これ、絶対わざとやってますよね。シャアの喋り方そのもの。
ちょいとコナン映画の興行収入ランキングみたいなのを調べて見ると、前年の『業火の向日葵』に大きく水を開ける大ヒット、このあたりから毎年春の興行の話題をかっさらっていくオバケシリーズになったような。 冒頭のカーチェイスからして、完全にアクション路線に振り切っており、ミステリらしい不可能興味だの意外な犯人だのといった要素は皆無。コナンに「オレの推理が正しければ・・・」なんていうセリフをあえてしゃべらせているのは、曲がりなりにも「名探偵」をタイトルに背負った矜持かもしれないけれど、いやそれ、推理じゃなくって単なる想像でしょう、と。 CG多用でアクションやスペクタクルが緻密に描きこまれ、別に悪い意味ではなく「ウケる」作品になっております。ただ、こうなってくるとだんだん、これがコナン映画でなきゃいけない理由がよくわからなくなってくる。いくら手の込んだ作品にしようと、テレビ版のイメージを崩すところまでは改変できないだろうから、自ずとアニメーション描写の制約にもなるし、結局ストーリーの方も、これまでの経緯に寄りかかったようなものになって新味が無く。まあ、ハリウッドの超大作SFシリーズにありがちな「毎回、誰なんだかサッパリわからん新たな敵が登場しては、今度こそ地球の危機だと騒ぐ」ってのもどうかとは思いますけれども。 肝心のスペクタクルシーンで、観覧車が貸し切り状態として描かれるのも、パニック感を削いで今ひとつ・・・とか思っちゃうのですが、これも、あくまでコナン映画なんだからこんなもんでしょ、ということなんですかね。 舞台としてわざわざ水族館を設定しているのに、魚を描かないのも、なんか、もったいない気がしちゃうんですけど、そんなことコナン映画に誰も期待していない??? 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 4点(2025-04-20 06:40:36)★《新規》★
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