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豆のサヤ状の繭と、そこから生まれ出てくる複製人間、なかなかにグロテスクで映画の古さを感じさせません。「眠っちゃいけない」ってのも身につまされる話で、私などイチコロでスリ替わられてしまうでしょうな。何やら不気味な予兆が続き、フト気づいた時には手遅れ、っていう恐怖もなかなかのもの。ただし、こんな小さな町乗っ取るのに何でわざわざこんな回りくどいことするの?というスケール感の無さは気になるところ。恐怖映画ってやっぱし何がしか明確な「ルール」があって(それが幾ら理不尽なものであっても)、これが、登場人物ひいては観客を束縛し、追い詰める過程が面白いところだと思うのですが、本作はこの点では若干弱いですかね~。エイリアンとの戦いと睡魔との闘いとが、どうも感覚的に繋がらなくて、個人的に、緊迫感に結びつかないんですが。ま、しかし総じて言えば、好きなタイプの映画です。
【鱗歌】さん 7点(2004-07-04 14:46:01)
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