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《ネタバレ》 ジョン・スタージェス作品ながらカラーはイーストウッド調、マカロニっぽいノリの作品。一匹狼の主人公、冒頭から何をやらかしたのか、禁漁区で鹿を撃ったとか何とかヤヤコシイことになっていて、「とにかく一筋縄で行かぬ、なかなか言うコトを聞かぬヤツ」という設定。ついでにオネーチャンに手が早かったりもして、どこまでもアナーキーな男。いったんは断った“人間狩り”の仕事を引き受けたかと思えば、雇い主に反発してアッサリと敵側についたり。雇い主のロバート・デュヴァルは確かに悪人として描かれてはいるけれど、勧善懲悪の物語ではなく、あくまで作品の基調は、アナーキズムであり、反骨精神。シノーラの町に戻り、機関車を建物に突っ込ませ、ラストは判事席に座ったイーストウッドがデュヴァルを仕留める、「オレが法律だ」と言わんばかりに。荒削りでワイルド、それが本作の魅力。
【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-13 09:13:05)
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