伊賀忍法帖 の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > イ行
 > 伊賀忍法帖
 > 鱗歌さんのレビュー
伊賀忍法帖 の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 伊賀忍法帖
製作国
上映時間100分
ジャンルアクション,ファンタジー,時代劇,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 時は戦国時代、東大寺大仏殿焼失事件を軸に、三好義興の謎の死、松永弾正の暗躍と名器「平蜘蛛茶釜」の行方、幻術師・果心居士との関わり、さらにはお馴染みの服部半蔵やら柳生宗厳やらも登場。と言う、史実(なのかな?)を交えつつ、怪しげな忍術妖術合戦が描かれる、いわゆる伝奇ロマンな訳ですが。要するに前年の『魔界転生』の二番煎じですね。原作も同じ山田風太郎なら、柳生一族を演じるのも同じ千葉真一。内容的に若干エロい点といい、真田広之がイモっぽい演技ながら冴えたアクションを披露してくれる点といい、何もかも同じですね、ははは。本作、しっかりとキャラ立ちしてる5人の妖術僧と対決してゆく過程がやっぱり面白い。ストロング小林改めストロング金剛(暴力担当)に、こちらはあんましストロングではない佐藤蛾次郎(ゲロ吐き担当)。いやそれよりも、日本一の斬られ役、後にサイレントサムライとして真田広之と共闘する、あの福本清三氏が、「妖術界のお医者さん」ってのが気が利いてます。何しろ、仲間が斬られても生き返らせることができるのに、自分が斬られたら、もうどうしようもないんですからね。どうせ例によっていつも通り、斬られるに決まってるのにね(ま、木にハリツケになるという、なかなか豪快な死にざまではありました)。と言う訳で、面白かったのは面白かったけど・・・やっぱりちょっと物足りないのは、強かった5人の妖術僧が、あんまりあっさり斃されちゃうところかな。これに比べると、やっぱり『魔界転生』の対決シーンにおけるモッタイの付け方は、さすがだったと思います。あと、本作の「やっぱり若い者には負けるわい、うひょひょ」的なジジ臭いラストは、何とかならなかったのですかね。・・・などとケチをつけつつも、中盤の大仏殿のシーンは、これは冗談抜きで、大したもんだと思いましたよ。見事に東大寺大仏殿を再現しており、まるで本当に現地ロケしたのかと見まがうほど。その大仏殿が焼け落ちていくのだから、まさに圧巻でした
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-07-31 10:32:59)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-11-23まむしの兄弟 二人合わせて30犯8レビュー8.00点
がんばれ!!タブチくん!! あゝツッパリ人生7レビュー4.42点
ザッツ・エンタテインメントPART27レビュー7.66点
LOOPER/ルーパー6レビュー5.93点
2024-11-17導火線 FLASH POINT5レビュー6.42点
2024-11-17スプライス6レビュー5.08点
2024-11-16美女と野獣(1991)7レビュー7.06点
2024-11-10CURED キュアード8レビュー6.60点
2024-11-04バンブルビー8レビュー7.33点
2024-11-03楽聖ショパン6レビュー5.66点
伊賀忍法帖のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS