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今では岩城滉一と言ったらジャワカレー食べてるおじさん、というイメージが強いけど(そうでもない?)、昔はトンがってて、その頃はこんなにカッコよかったんだよ、という映画。正確には、何とか落ち着いてきた頃、と言うべきかもしれませんが。
長髪に口髭、引き締まった体で拳銃を操り、その姿はまさに、歩くハードボイルド。 撃たれた安田成美を気遣いつつ、敵に立ち向かおうとするシーンの、どっち付かずの中途半端な仕草が、残念でしたが。 あと、主人公が浮世離れし過ぎているのも、ちょっと違和感があって。いや、この同じ役をもしも松田優作とかが演じてたら、「このヒト、どうやって生計立ててるんだろう」などという下世話なギモンが観てる最中に脳裏をよぎることも無かったんじゃないかな、と。 それが、松田優作とジャワカレーおじさんとの違い、なんですかね。 おそらくは潤沢な製作費など準備出来ないのだろうけど、沖縄ロケに、銃撃戦、血糊をふんだんに使ったバイオレンス描写など、数々の見どころを手際良くさばいてみせ、制作陣の熱い思いが伝わってくる作品となっています。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-03-07 13:52:53)
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