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手斧で襲撃してくるオヤジ!これぞまさしく元祖『シャイニング』(笑)。とまあ、それはさておき、この映画、比較的限られた光景(限られた素材=モチーフ)を組み合わせ、紡がれていっていること、そしてそれにも関わらず内容が豊かに波打っていること、に驚きを感じます。同じ光景が様々な雰囲気・様々な順序で巧みに組み合わせられていくのを見ると、ああ、映画とはまさに「構成」なんだな、と思う。まずは「構成」があり、だからこそ次に「変化」があって、それが強い印象となる。最近の映画って、観客を退屈させないようにするあまり、いきまりまず「変化」を求めすぎるのではないか。確かにそういう映画も面白い。だが、音楽で言うならば、本当に心に残る音楽・何度でも聴いても聴き返す音楽ほど、限られた素材で構築されているものであり、だからこそ無意識へと訴えかける一種の説得力を持ってるもんだ。この映画についても、そんな連想を、いたしました。
【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-27 22:38:36)
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