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茶目っ気のある映画です。シャレてます。古き良きギャング映画の世界に、イーストウッドをイーストウッドのまま放り込み、レイノルズをレイノルズのまま放り込んで、片や無愛想に睨みを利かせるタフガイ、片や軽いノリでお道化たタフガイ。ストーリーなんてあるような無いような、主演二人の凸凹コンビぶりさえ描けばそれでよし、みたいなこの作品。原作・脚本のサム・O・ブラウンって誰なのよ、と思ったら、正体はブレイク・エドワーズだったんですね。“ギャング映画”がしまいには“ギャグ映画”と化しております。が。主演二人、「凸凹コンビ」と呼ぶには、あまりにそれぞれが「主演俳優」過ぎて、コンビとしては成立してるとは言い難いものが(性格は逆でも「タフガイ」という点では重複しちゃってる)。せめて、二人がもっとぶりかりあって意地を張り合ってくれれば、二人を出演させた意義もあるのでしょうが……。部分部分はシャレてると感じさせても、全体をみると、この映画は一体何がやりたかったんだろうね~と思っちゃうのです。
【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-18 11:18:26)
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