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この作品のドキドキ感と言いますと、「この先どうなるんだろう、皆助かるんだろうか、ドキドキ」というのとは程遠く、「え~いヌルい展開だ。お!そろそろ面白くなってくるんでないかい、ドキドキ・・・ちぇっこりゃダメだ。いや諦めるのはまだ早い、今度こそ」、という、かなり後ろ向きなサスペンス感覚であります。そう、「無人のトラックが人を襲う!」という映画、私の尺度からすれば、ゼッタイに面白いはず、ゼッタイに面白くなきゃいけない、少なくとも、ド素人監督の撮った『地獄のデビル・トラック』に負ける訳にはイカンのだ・・・。しかし『地獄の~』が持っていたアタマの悪さ(=殿堂入りレベル)が影を潜めた分、悲しいかな、かえって本作に分が無い。無人のトラックが右往左往し続けるだけの緊張感の無い展開に、ちょっとグッタリ。これを思えば『ザ・カー』なんて実によくできた映画で、へちょちょさんのおっしゃる通り、6点なんて随分辛い点をつけちゃったもんだ。ちょっと後悔。ま、本作の場合、そこそこクラッシュシーンをガンバってくれていたので大負けに負けて、この点でいかが。あと最後に。いっそ本作にもデコトラ出しちゃってくれたらよかったんだけどなあ。
【鱗歌】さん [地上波(吹替)] 4点(2005-09-10 23:25:53)(良:1票)
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