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《ネタバレ》 無人車襲撃モノに関して、個人的な思い入れで言いますと、本作は、『ザ・カー』には一歩譲るかなあ、『殺人ブルドーザー』には遠く及ばないなあ、ってとこですが、皮肉にも特殊効果の出来はコレが抜群に良いのです。当たり前だけど。壊しても壊しても復活するクリスティーン、これは観てて面白い。だけどあんまし怖くはないね。そんでもってラストがどうもねえ。何で長編なのに短編みたいなまとめ方するのか、カタルシスというものがどうにも乏しいです。パニック映画に汚染された私の方が悪いという話もありますが。
⇒【2018年3月12日追記】とか何とか、14年以上前の私が言ってるんですけどね、それで「5点」とかつけてるんですけどね、ほんとダメですね。こんなオモシロいのに。いやまあ、14年以上前の私が、何に機嫌を損ねているかというと多分、このショベルカーとクリスティーンが対決するクライマックスですね。さすがの職人カーペンターも、収拾がつかなくなってる感じ。編集でもうまく繋がらず、何が何やら、もうグダグダになってます。で、いきなりあのオチですから、さすがにちっともカッチョ良くない。でもでも、そこを除けば、やっぱりコレ、いいよね。え、他もグダグダだって? ガソリンスタンドでチンピラが跳ね飛ばされるシーンなんかも確かに、カットを繋ぐ順番が変ですが(クリスティーンが車にぶつかるカットと、その車がチンピラを圧し潰すカットと、順番が逆になっちゃってます)。いやいや、そのくらい苦労して作った作品なんですよきっと。 多少、変な部分はあったとしても、車がちゃんと不死身の殺人鬼を演じてる、それがいい。ブギーマンみたいに火だるまになってみせたり。そんでもって、不気味なシーンでは律儀に、カーペンター映画らしく「ほら、不気味でしょ」という音楽を流して、逆にしっかりと不気味さを中和してくれる(それでいいのか?)。今回こっそり、少し点数を上げておきます。また気が向いたら、もっと上げるかも知れません。それでは。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-23 01:26:23)(良:1票)
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