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《ネタバレ》 敵がネオ・ナチというのが新味と言えば新味。でもこの際どうでもよい。いきなりドンパチばっかり続く。背景に流れる音楽もまた、このテの映画にアリガチなB級煽り系音楽・・・と思いきや、これがよく聴くと、おやおや何だか勇ましくも物悲しいメロディ、何だかムード音楽風、いやむしろ演歌調とでも言いますか。さてさて、ドンパチが続く中にも、どうやら映画の主題は、2人の主人公、タネンとPJの友情にあるらしい、という事が何となくわかってくるのだが、残念ながら、2人のうちどっちがタネンでどっちがPJなのか私が認識する前に、早々に一方が死んじゃったよ。これじゃちっとも感動できん。でも、一応泣かせるシーンのつもりなんだろうナ~、という事はヒシヒシと伝わってくる。何しろ、背景の音楽はギター演奏へと変わり、ほとんど古賀メロディかと思わせる泣きのメロディ。さてさて、後半はタネンの活躍なんだけど・・・見どころはすぐにやってくる。まずはホッケー会場での死闘。タネンと敵との銃撃戦の中、何故か選手達はホッケーをやめない。さすがは氷上の格闘技と言われるだけの事はある競技だ。気合いが違う。しまいにゃ、タネンが落としたピストルをパックと間違えてプレーを続ける始末。さすがに不注意だと思うぞ(笑)。それはさておき、その後の展開、敵は核ミサイルのサイロを占拠してしまう。しかもミサイルを操作できる博士を拉致、仲間に引き入れる。まずは政府へ脅しをかけるため、ミサイル一発ぶっ放してやれ! しかしこのミサイル発射のシーンでは、ミサイルを吊るすヒモがあまりにも鮮明に!(見なかったことにしよう)。で、いよいよクライマックス、タネンは仲間と共に、占拠下のサイロへ潜入。敵の数がミョーに少ない気がするが、まあいいでしょう。一方タネン一行の中には、何故か、上述の拉致された博士の娘の姿も。いや彼女の存在はダテではなく、システムに侵入し、ミサイル発射を阻止するという任務があるのだ。かくして、敵の手先となってしまった博士と、それに立ち向かう娘との間で、システム上でミサイル制御の主導権を奪い合う戦いが! 親子でテレビのチャンネル争いをしているかのようで、なかなか微笑ましいぞ! という訳で、結局、敵の野望は無事阻止されるのでした。メデタシメデタシ。う~む。前半のPJの存在は、一体何だったんだ?後半はめっきり忘れられた存在になっちゃった気が。
【鱗歌】さん 4点(2004-04-18 00:56:30)
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