ペイチェック 消された記憶 の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

タイトル名	ペイチェック 消された記憶
製作国	米
上映時間	119分
劇場公開日	2004-03-13
ジャンル	アクション,サスペンス,ＳＦ,小説の映画化

SF超大作、と思いきや、中身はというと、「小汚い茶封筒に入れたツマラナイ小物で危機を乗り切っていく」というお話、ですから。世間にアマタいる“モノを捨てられない人たち”にとっては、実に愉快なお話であります。断捨離なんぞクソ食らえ、どんなものでも手元に置いときゃ、何かの役に立つものよ。もっとも、夜逃げするヒトの共通点として「ゴミを貯め込む」ってのがあるそうですが（笑←笑いごとじゃないけど）。またこの映画、何しろジョン・ウーなので（？）SFらしい精密さなども特になく、とりあえず爆発したり人間が吹っ飛んだりすればよい、というノリなのも愉快なところでして。クライマックスで舞台となる実験室の描写に至っては、「何しろ“実験室”なんだから、色々とキケンなものがたくさん置いてあるのさ、詳しいことは訊いてくれるな」ってな感じですよね、コレ。いやはや、SFにもいろいろあるもんです。