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《ネタバレ》 アクションという言葉一つでくくるなら、私は「破壊」などで表現されたドハデなアクションが好み。しかしこの映画でのアクションは明らかにそれらとは異なっていた。登場人物が剣を振るう(あるいは筆を振るう)ことは、意思の表現であり、一手一手に怨みや懐疑など、様々な想いを込めている。だから剣を交え相手を討つこと、それを解決の手段としている場面が多々あった。しかし結末、無名は剣を振るって解決する事の是非を問う事となる。ここに一つのメッセージがあると考えられなくもない。だがこの無名らの意思が私の心に響かなかったのは何故だろうか?それは、そのアクションが美しすぎるからであると思われる。血や暴力を一切感じさせないその優雅な表現は、この映画の売りでもあるが、私はそれが逆に結末の面白さを損なわせているように思えるのだ。
【じゃじゃ丸】さん 6点(2004-05-03 15:21:51)
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