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《ネタバレ》 まず事実上の主役の医師青年が架空の人物だった事にびっくり。あと浮気した奥様への仕打ちとかの一部残酷シーンもウソ・・まぁ実在の人物と出来事にフィクションを織り交ぜて再構築したとオリジナル映画と思えば納得。フォレスト・ウィッテカー演ずるアミンはさすがの存在感で、どこか憎めない親しみやすさがありながら中に見える、奥底の狂気も見事に表現していて本編の捨てがたい魅力となっていましたオスカーも納得。そして問題の・・医師青年のあまりにも能天気バカっぷりには閉口。終盤で正義らしきものに目覚めてもそれが実に薄っぺらな行為にしか見えず、全く『頑張れ』とも思いません。架空の人物で良かったよ!でも、その軽薄さにイライラしたという事はジェームス・マカヴォイの演技が上手くてピッタリな役という事になりますね。最初でも触れている通り、語り尽くされたアミン都市伝説も入れたりしているので、真実を描いた映画が観たいと本作に対して思っていた私としては、不満が残りました。ただ欧米連中が自分達の利益の為に安易にアフリカという大陸に入り込んだら大きな代償を支払うという教訓的な内容と見れば価値があるのかな・・。いつかあの時代の真のアミンに迫る映画が出来る日を待っています。
【まりん】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-08-24 19:47:39)
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