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《ネタバレ》 夫のウォルターは、実際に面と向かって付き合ったら嫌なヤローだろうな、とは思うものの、クリストフ・ヴァルツの演技のおかげもあって、映画のキャラとしてはとても魅力的でした。ウォルターの凄いところは、最後まで嘘をつき続けるところ。「嘘でした、スミマセン」と白状したほうが絶対楽なはずなのに、一度ついた嘘は絶対撤回しない。クライマックスまで見てると、逆に関心するくらいです。アーティストというより、エンターテイナーとしての業が感じられました。映画のプロデューサーになっていたら普通に評価されそう。上手に嘘をつけばつくほど評価されるわけだから(笑)。
逆にマーガーレットのほうは、ウォルターの印象が強すぎて割りを食った感じ。映画でも現実でも損してるなあ。ただ、彼女が万博のために書いた絵が酷評されるのは、逆に痛快。ある意味、彼女の心情が絵を通して正しく伝わったわけだから。 ちなみに、マーガーレットが嘘をつき続ける生活から抜け出すキッカケになったのが新興宗教って、笑うとこなんでしょうか。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-01-27 11:58:19)(良:1票)
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