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フランスらしいと言って良いのか、何とも緩~い空気が漂う一種のディストピアSF。鑑賞当時はさっぱり訳が解らず、砂漠化した未来の意味も不明でしたが、これを書き始めて何となく解ってきた。この映画の子孫達は、文明が滅びた未来で苦しい生活をしていても、必死で存在したいと望む。良く「こんな世の中で子供を生んでは子供が可哀想だ」等と言われますが、どんな世の中でも、どんな未来が待っていようと、子孫を作るのは絶対的に正しいことだと本作は訴えたかったんじゃないでしょうか。「マッドマックス」みたいな未来じゃ、マジで「子供なんか作れるか」と思ってしまうので、この緩い空気感が必要だったのでしょう。本作は厚生労働省特選にしても良いかもしれませんね、余り面白い映画じゃないですけど…、5点献上。
【sayzin】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-16 00:08:16)
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