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レビュー情報
いわゆる「群像劇」の元祖とされる第五回アカデミー作品賞受賞作ですけど、ここから70回以上の歴史を重ねてから同賞を受けた最新の群像劇「クラッシュ」等と比べれば、当たり前ですが、非常にシンプルで小ぢんまりした印象の作品になってます。「ハイ・ソサエティ」(アメリカ人の大好物)の象徴・高級ホテルに集うセレブ達の実情を描いていく物語には、悲哀と共に皮肉も込められていたんでしょうか。しかしホテルは我関せず。彼らは去り、また新たな宿泊客達がそれぞれのドラマを開演していく。このラスト・シーンは結構クールでしたね。ところで、オープニングのフロントでの長回しや、部屋の内と外での登場人物達の違い(表の顔と裏の顔)等には、他のどの群像劇よりも、私はロバート・アルトマンを感じました、6点献上。
【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-22 00:01:22)
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