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レイ・ブラッドベリ同様、カート・ヴォネガットJr.の小説も私にはファンタジー過ぎる嫌いがあり、もちろんこの原作も未読。本作もSFと言うよりはファンタジーに近いですけど、本当はそのどちらでもなく、人の断末魔の走馬灯の形を借りた戦争映画というのが実像でしょう。この物語はヴォネガット自身が経験したドレスデン大空襲を描く為だけにあるのです。それにしても当時は、この構成と編集は相当革新的であったろうと思います。「メメント」さえ経験してしまった今から見ればどーってこと無い様にも見えますけど、この辺に当時の賛否両論の原因があるのだと思います、6点献上。
【sayzin】さん 6点(2004-11-26 00:10:54)
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