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映像の美しさにはこだわりが感じられましたけど、脚本の弱さを補うまではいかなかった。石ノ森章太郎の原作は未読ですが、本作はいかにも「いくつかのエピソードを組み合わせました」という出来。その場合、各ストーリーを貫く強力な団子の串みたいなキャラクターなりエピソードなりが必要。この映画ではもちろん小三馬がその役回りなんですけど、彼のキャラクターが余りにも弱すぎる(これは椎名桔平の所為じゃない)。だから最後に明かされる彼の秘密にも、特別な驚きがありませんでした。化粧栄えする大人顔(柴咲コウ)と、全く化粧の似合いそうにない童顔(池脇千鶴)、そしてスッピンも厚化粧もイケる菅野美穂というキャスティングは中々考えられてましたね。そんな訳で女優陣と映像の美しさに、おまけの5点献上。
【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-10-04 00:02:03)
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