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真っ赤な嘘が疑念の藍に染まり、遂に真実の碧色が白日の下に晒される。確かにこの演舞と映像美は一見の価値があるのかもしれませんが、私は本作から新しさを感じることが全く出来ませんでした。この映像から真っ先に連想したのは「トラフィック」、そして(李安でも陳凱歌でもなく)王家衛。衣装・美術からは「ザ・セル」。太鼓のリズムと胡弓の音色をBGMにした達人の決闘は「グリーン・デスティニー」等と寸分と違わない。それに、衣装は変われど殺陣も全編変化無し(一番期待してた3,000の兵対2人の殺陣もサラっと流しただけ)。となれば、以前見たことのあるモノばかりがクドい位に繰り返されてる様にしか見えません。演出的には明らかに失敗作だと思います。ということで、努力の後の見える映像に+1点して5点献上。
【sayzin】さん 5点(2004-02-07 14:18:39)(良:2票)
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