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武士の身分を求めながら計らずも倒幕に加担してしまう皮肉に、実の親と知らずに首を獲ってしまう運命の悪戯…。桜田門外の変に加わった一人の浪人の姿から、人の愚かさと無力さを描き出した岡本喜八初の本格時代劇(らしい)。所々に長めの回想シーンが挿入される脚本構成が物語の流れを止めていたことと、【たいほう】さんご指摘の様に三船敏郎に年季が入り過ぎてたのが個人的には不満でしたが、クライマックスのダイナミックな大立回りと、全然古びた感じのしないモダンなカット割は流石に岡本監督でした。ということで、心よりご冥福をお祈り申し上げつつ、6点献上。
【sayzin】さん 6点(2005-02-26 00:07:00)
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