はだしのゲン(1983) の sayzin さんのクチコミ・感想

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はだしのゲン(1983) の sayzin さんのクチコミ・感想
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実写版は三國連太郎演じる平和主義者のゲンの父親が主役の上、原爆投下で物語を終わらせてしまう様な腑抜けた反戦映画でしたけど、アニメ版のこちらは原作に忠実な展開。国民総決起の元、平和主義を貫くなんてのは綺麗事でしかなく、この物語の本質は原爆投下後にこそある。街を消滅させ、平和主義者も軍国主義者も大人も子供も区別無く焼き尽くし、辛うじて生き残った者を「お化け」に変え、一見無事だった者をも体内から徐々に殺していく核兵器。稚拙な作画で描かれたものだとしても、この容赦ない描写には戦慄するしかありません(たぶん地上波では放送できない筈)。しかしゲンは、地獄となった街で必死に生きる。決してへこたれないゲンのお陰で、希望の持てる爽やかなラストになってました、7点献上。
sayzinさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-08 00:01:03)(良:1票)
sayzin さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-05-22ハッピー フィート6レビュー5.68点
皇帝ペンギン8レビュー5.98点
ゴーストライダー5レビュー4.78点
ロッキー・ザ・ファイナル7レビュー7.24点
パッチギ! LOVE&PEACE5レビュー4.29点
2007-04-01監督・ばんざい!2レビュー3.94点
2007-04-01キトキト!5レビュー5.66点
2007-04-01バッテリー3レビュー5.56点
2007-04-01スキージャンプ・ペア ~Road to TORINO 2006~3レビュー2.54点
2007-04-01コアラ課長4レビュー3.39点
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