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私にはノスタルジーも勢いも、そして面白さも感じられなかった。商品名等を台詞の端々にちょっと登場させたり、YMOの音楽という記号をちょっと使用しただけで、映画の中に1980年という時代を構築できていたとはとても言えないし、そもそもこの話が1980年である必然性が全く感じられない。それに、いくら狙いがシュール系の馬鹿映画だったとしても、ほとんど物語に関係ないメガネ君に導入部を任せる等、脚本構成もグダグダ過ぎて笑えない。同じ様な中身でも、舞台で生の勢いを体験すれば楽しめるのかもしれませんが、ケラリーノ・サンドロビッチ(今回初めて知りました)という人に「映画演出」の勢いはありませんでした。唯一、少女の様な可愛らしさと大人の女の妖艶さを演じ分けたともさかりえに+1点の、4点献上。
【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-07 00:03:05)
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