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《ネタバレ》 文通のあげく恋に堕ちてますが、そんなに2人が「魅かれ合うほどのフィーリングのよさ」は、文通の段階では表現されていないです。
ヒロインが「こんなに心が通じる相手はいなかった」のような発言をしてますが、フツーの男女の会話しかしてないのに、どこら辺で通じ合ったの?と、不思議。 やはり恋愛では、ビジュアルの好みは不可欠。ヒロインの言いぐさは、単なるキレイ事。 映画でも、相手のビジュアルを認識して「彼(彼女)は、魅力的な異性だ」とわかるシーンがあり、その後、互いへの気持ちが加速する、という一般的な恋愛の道筋をたどっていますしね。 隠し味としてタイムパラドクスを絡めているだけなので、互いが魅かれ合ってからのストーリー展開は平凡そのものです。 ラスト、ヒロインが力技で過去を変えてハッピーエンドにしてしまいます。観客はラブ・ストーリーを期待して観ているので喜ぶでしょうが、どうなの?それ。 過去は変えちゃいけないし、変えられないからこそ物語が生まれるんでしょ。そんな簡単に解決すんな、と思っちゃいました。 結局、パラレルワールドをひとつ作ってしまっただけですもんねぇ。あのポスト、撤去した方がいいかも。 この作品は、恋愛映画としてはそれなりかもしれませんが、映画としてはマズイ出来だと思います。 というより、制作側が、恋愛映画好きな観客をなめているのかも。「こうやって不思議&綺麗なお話にして、ハッピーエンドにしておけば満足なんだろ」的な手抜きを感じる、というのは言い過ぎかな。 画面の雰囲気がとてもいいので、最後まで心地よく観れます。すれ違いや誤解、せつなさなど、恋愛映画としては必須の部分はしっかりおさえてあり、綺麗な恋愛映画を観たいという人にはオススメです。と、なんとか持ち上げてレビューを終ワル。 【りりらっち】さん [地上波(吹替)] 4点(2013-02-21 09:05:06)
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