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《ネタバレ》 都会VS田舎、成功者VS失敗者、知性派VS肉体派?
両者の間には埋められない深い溝があり、決してわかりあう事はない。 わかりあえない者同士は、傷つけあい、最後には殺しあうしかない。どちらかの息の根が止まるまで。…そんな結論を感じました。 現実のアメリカでは両者は棲み分けができているハズですが、映画は妻の故郷に執筆のためにやってきた、というイレギュラーなケース。 しかし、いくら妻の故郷でも、あんな南部のド田舎へ行くかなぁ…?偏見や風習が強く排他的で余所者はすごく住みにくそうって、外国人の私でも想像がつくのに。田舎は自然がいっぱい~田舎の人は素朴で優しい~などの、陳腐な幻想があったの? それとも、都会っ子の夫には、どこへ行っても自分のペースが通用するはず、ロスの常識はアメリカの常識だ~などの勘違いがあったの? そんなバカには見えないので、この場合は、仕事で頭がいっぱいで深く考えなかったのと、リサーチ不足、妻の説明不足、等だったのかも。 しかしまた、この妻がバカ…。 ほとんど半裸でジョギングするわ、トップレスになって挑発するわで、レイプされても自業自得と観客が思うように描かれてます…。 この妻にしてもコーチの娘にしても、なんでこう性的な挑発をやたらするのか。女が性被害にあっても、自分も悪いんだから仕方がないよね、と思わせる為? それともアレか。 妻の元彼は元ヒーローだが、現在はただの日雇いの肉体労働者。 妻もチアーの女王だったが、現在は売れない女優で、なんとか結婚で成り上がった女。という「わらの犬」だから? 「わらの犬」は、男は力、女は色しか武器を持たず、それが通用するのは若さがある短い時だけ、て事が言いたいのかな? 私は、夫がジャガーでやって来ようがカードで支払いをしようが、「鼻持ちならない都会人」とは全く思いませんでしたが、それらに縁のない人間たちは、「見せびらかしていやがる」と思うのですね…。でもそれ、単なる持たざる者の醜い嫉妬ですから。 嫉妬をして相手を下に見ようとして、集団でからかったり嫌がらせをしたり、幼稚で頭が悪くて、本当にこの映画の街の人間たちにはうんざりしました。 夫は自分の頭と実力で成功したんだから、妬むなよって。 なので、攻撃してきた「わらの犬たち」を全滅させ、夫が生き残る、というラストは正しいです。 ハイ。 【りりらっち】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-11-29 11:44:41)
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