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原作者のスティーヴン・キングが好きでだいたい最初に原作を先に読むのだけれど、もともとこの原作っていうのは「感動系」の話じゃなくて「やるせなさ」を感じさせられるものなのですよね。母親は少女の肩を治していた老人を誤解して滅多打ちにするし、少年は母親とは最後まで和解出来ずに、長年にわたって老人を助けられなかった事に後悔をする、不良少年に仕返しする時には待ち伏せをして後ろから襲撃して立ち上がれないぐらバットで打ちのめす、などなど。強引に「スタンド・バイ・ミー」的な感動の話にしてしまうから、老人が何者なのかというのがどうでもいいように描かれてしまっている。まぁ、原作と映画って違って当たり前なのだけれど、それならもっと根本的に変えた方が良かったかも。やっぱり原作を読んでから観ても感動できた「ショーシャンク」の様な映画って滅多に無いのかも。まぁ、その面で先に原作を読んでしまったので、フェアじゃないかもしれないけれど、5点。
【kazoo】さん 5点(2003-01-23 10:27:32)
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