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武勇伝チックな私事で恐縮だが、昔職場にて、背中を平凡な文具ハサミで刺されて7針も縫うような怪我をしたことがある。
それは「包丁で指を切る痛さ」ではなく「同級生が悪ふざて腿に打ったヒザ蹴りの痛さ」に近い鈍痛で、「刺された」という実感は皆無だった。 当時勤めていたその職場の更衣室で上着を脱ぐと、白シャツが赤シャツに変わっており、そこで初めて「刺さってたやん!」と気付いた。 シャツを脱ぐと、当然背中は血だらけ。何処に傷があるか、まったくわからなかった。 「ちょっと背中に力を入れてみれば、血が出て傷口がわかるかも」と思い、更衣室にあった鏡を背ににて、思いっきり背中に力を入れてみた。 「ぷしししー!」そんなトホホ気味な音がしたような記憶があるのだが、定かではない。だが、驚くほどの勢いで背中から血飛沫が上がり、あっという間に鏡面が赤く染まった。えらいこっちゃだった。 その時の教訓は、ずばり「刺されたときは、力まずに」である。 その後、処置に当たってもらった医師が言うには「や、筋組織にも内臓にも達していないし、大事な血管も傷ついてないんで、まぁ深刻な傷ではないですよ」との事。あんなに血飛沫が上がったのに?「うっひゃあ、Ⅴシネみたいやーん!ヤバいんちゃうーん!?」と、思ったのに? 意外と呆気無い傷(それでも刺されたうえに、7針も縫ったのだが)でも、傷の部位によってはⅤシネ並の血飛沫は出るもんなのである。 めっさ長くなったが、そんな「ちょっとアウトロー」な体験を、この映画を観て、ちょっと思い出した。 それにしても、出過ぎですよ。血。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-15 04:28:00)
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