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法廷ものは、必ずある最後の逆転劇の出来具合いで作品の良し悪しが決まる。この作品の場合、誰にでも解かり易く綺麗にまとめられているので一応合格点に達しているのだが、目撃者がいい加減な供述をしていることが明らかなので反証も簡単過ぎた様だ。またビニーの弁護士としての技量が身につく期間の短さと、突然超人的な専門知識を披露するリサに幾らか疑問符をつけたくなるものの、作品としての評価を下げる程のものではない。随所に散りばめられた笑いの種はセンスも良く、よそ者に冷たいアメリカの田舎と、田舎者をバカにしている都会の人間との対比を嫌味なくコミカルに見せることに成功している。
【WEB職人】さん 7点(2004-02-22 20:44:31)
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