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《ネタバレ》 「アレキサンダー」と凄く似た形での社会的権利を夫に奪わていた時代の母親が育てたマザコン人間との描き方がいかにも類型的であるけれど、実在のハワード・ヒューズの行動や業績はそんな切り口で簡単に説明することは無理なように思える。映画の面では「地獄の天使」と病的にさえ見えるブロンドのジーン・ハーロー、当時の知性派(美人とは言えない)キャサリン・ヘプバーン、美人であるが個性的なエヴァ・ガードナーとの関係など丁寧に描いてはいる。8発の巨人機ハーキュリーズに関しては、空中に浮いた時点で契約条項は満たされたとされており、それがクライマックスとなっている。しかし、その後国防電子機器のトップメーカーを育てた経営手腕についての面は全く無視されている。米国国民にとっては「ソニー」と同様に判り切ったことなので必要ないとしたのだろうか?彼の晩年は多くが謎とされているようである。
【たいほう】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-03-31 22:31:13)
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