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《ネタバレ》 原作者(グレアム・グリーン)の他の作品「第三の男」、「ハバナの男」がサスペンスものなのに、これは全く毛色の異なる作者のカトリック信仰に基づいた現代の聖女話となっています。赤痣の男が私立探偵の息子に代わっていますが、ほぼ原作のイメージ通りの作品と言えます。ただポルノまがいのベッドシーンは観客へのサービスのし過ぎに思え、そこまでしなくても充分にメッセージは伝わるのでは。V1号やV2号による突然の死の恐怖にさらされた戦時下のロンドンと言う異常な状況で発生した情事(Affair)なのか、政府高官である旦那と両主人公の特殊な関係が招いた必然的な事件なのか理解しづらいのはイギリス上流階級のことについての知識が少ないためかも知れません。それにしてもアルマーニュ伯役者がまた登場とはすっかり不倫役が板についています(笑)。
【たいほう】さん 7点(2004-12-05 09:20:04)
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