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《ネタバレ》 歴史上有名な幕末万延元年における桜田門外での井伊大老暗殺事件を題材にした「侍ニッポン」の物語です。この話は江戸の浪人で剣術の腕を見込まれて討幕派から誘われる新納鶴千代が実は井伊大老の落胤であるとの設定で、何度も映画の題材になったものですが、それまでのものが最後に実の父と知って現場に駆けつけ大老を庇って殺されると言うものだったのに対して、最後に大老の首を挙げたのが実は鶴千代で、子が実の親を殺すと言う衝撃的事件から歴史に封印されたと言う筋書きになっています(侍ニッポンの歌詞と違い裏切り者とはなっていない)。三船が少し若侍にしてはひね過ぎていますがモノクロでの凄惨な殺し合いの場面は岡本喜八の傑作と言えます。
【たいほう】さん 8点(2004-09-24 01:17:28)
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