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《ネタバレ》 縛られた先住民少女の後姿のポスターが象徴している、歴史から発掘した戦争告発映画です。先住民を公平に暑かった映画としては、これ以前では「シャイアン(の秋)」と言うのがあった位ですが、最初に先住民に包囲された騎兵隊が降伏を容れられずに全滅したと言う背景があるとしても、それの報復としての先住民居留地への急襲と相手の戦士を全滅させた後に兵士全体によるレイプと虐殺が発生したと言う史実を当時明らかになってきたベトナムのソンミ村事件と対比させて描いたものです。いわば狂言まわしの役割を負うことになった最初の事件の唯一の生き残りとなった少年兵が次の事件の止め役になりながら、それ故に恐らく軍法会議送りとなる運命を告発しているのは米国映画人の良心とも言える映画でした。先に「魚が出てきた日」で何故か端役で登場したキャンデス・バーゲン(当時抜群の美少女スターだと思いました)がかなり良い演技をしています。
【たいほう】さん 8点(2003-12-31 23:57:17)
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