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《ネタバレ》 冒頭の連合国の商船を沈めて乗員を収容から英国巡洋艦との戦闘までの場面が、次にはウルグアイでの外交戦となり、最後の自沈と切り替わっていく映画です。戦艦となっていますが公式には大口径砲と重装甲の重巡洋艦で、その代償に砲の数が少なく速度が遅いので多数の巡洋艦に間合いを詰められて圧迫されて中立国のウルグアイの港に入港したのだけれど、国際法の規定で出港しないと接収されてしまうし、いつ中立が破られるかも判らない情勢なので自沈か出港して交戦(それもどれだけ敵艦が集まっているかは不明)の選択を迫られて、部下を救うために自沈して艦長は自殺となったのは仕方ないでしょう。ちなみに艦名のシュペー提督はWWIで南太平洋での通商破壊に活躍した後に、すぐそばのフォークランド沖海戦で乗艦の巡洋艦シャルンホルストと運命を共にしています。(乗員共に生存者無し)小国ウルグアイが英国、ドイツの両者との間で自主性を保とうとの外交戦もこの映画の重要テーマです。この場面はCNNは無かったけれどラジオで全世界に実況されたのでも有名になりました。
【たいほう】さん 7点(2003-12-03 11:32:16)
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