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《ネタバレ》 がっくりと肩を落すしかなかった。脚本のあまりの悪さに。兎にも角にも、アナキンのキャラクター造型の失敗は目を覆わんばかりである。『ファントム・メナス』のあどけない少年は、どこをどう間違ったのか、どうにもいけすかない野郎に成長していた。教えに逆らい、自己を律することもできず、ことあるごとに師匠に口答えするヤツに、どうやって好感を持てというのだ。観客としては、彼が暗黒面に堕ちてダースベイダーになろうとも、それは自業自得というもので、せいせいするだけではないのか。もし、彼がジェダイの教えに忠実で、師匠の言いつけをよく守り、活発ながらも礼儀正しい青年だったなら、私はジェダイの教えと女王への愛のはざまで苦悩する彼の姿に同情し、こんないいヤツがどうしてダースベイダーになってしまったのかと、エピソードIIIへの興味も強まったことだろう。そして、『ジェダイの復讐』のラストで彼が見せた良心のルーツを知ることもできたはずだ。しかしそれはもはや、失われた夢である。とりあえず個人的には、もうエピソードIIIをチェックする気は起きないし、ましてやペプシなど飲もうとも思わないだろう。まぁそれでも、そこまでSWに思い入れを持ってない人はそれなりに楽しめるんでないかと。よくある大作映画として(皮肉です)。
【ウーフー】さん 4点(2004-01-05 12:15:35)(良:4票) (笑:1票)
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