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三谷幸喜が監督もしくは脚本する作品の中では、本作は最も彼の目指すビリー・ワイルダー作品に近い作品ではないでしょうか。もっとも世間一般では、「12人の優しい日本人」や「ラヂオの時間」の方が評価が高いようですが、それはこの2作品がドタバタコメディとして三谷幸喜らしさがより強く描かれていたからであって、映画として観たときに「みんなのいえ」も決してつまらない作品ではないと思います。随所にある必要の無いカットがさらにスマートになるか、もしくはさらに深い意味を持たせる事が出来たならば、この監督はさらに素晴らしい完成度の有るコメディを生み出すことになるのではないでしょうか。
【たにっち】さん 5点(2003-09-10 05:11:37)
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