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レビュー情報
《ネタバレ》 ポスターや予告で「主役が若いキンペーにしか見えないな」と思ってましたが本編を観てもそんな感じでしたね。好青年ぽくはあるものの朴訥としていて表情が乏しくて華がなく、逆に立ち居振る舞いに華まみれのアジアを代表するスターのトニー・レオンに食われまくっていて存在感が薄かったです。トニー・レオンは過去でも現代でも凛々しくてカッコ良かったですね。 ショーンという名前でホテルマンとして普通に暮らすシャン・チー。能力が封印でもされているのかと思ったら冒頭のバス内であっさり戦い出すし素性も語るし、テン・リングスという伝説の武器を使ったアクションも凄いと思うところはなかったな。中国武術はしなやかで流れるように舞い戦うので美しいんですけどね。同じく腕輪を使った『カンフーハッスル』の仕立て屋のおっちゃんの方が殺陣も演出も上手かったし見ごたえがあったなと思ってたら、部屋にポスターが飾ってありましたけど意識してたのかな。 終盤で親父に負けて水中で謎の覚醒をして竜に乗ったとこは『日本昔ばなし』の歌が脳内で流れましたけど、テン・リングスの能力表現がイマイチだし本人もあまり強いとは思えなかったし魅力がなかったなシャン・チー。それを補うためか親友ケイティは喜怒哀楽に愛嬌があって面白かったけど。まあ今後に期待かな。 途中でMCUファンにサービスとばかりにウォンや偽マンダリンが出てきますけど、まさかの偽マンダリンを持ってくるセンスは良かったですね。
【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 4点(2021-09-08 22:25:58)
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