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今回、ジェット・リーが、持ち前の美しいアクションを自分を魅せるための道具にしなかったというのは斬新というか、武道家らしい、他のアクションスターとは違う所だなと感じました。映画としても、単なる娯楽作品ではなく、本当の強さであるとか、正義、映画で殴る蹴るを演じる立場について、彼の哲学らしきものが織り込まれている点で、過去の出演作品とは一線を画するものになっていると思います。冒頭から背筋が凍るかと思うほどの切れのいいアクションは健在で、ストーリーも悪くはないのですが、面白いコンセプトを生かしきれてない、脚本の詰めの甘さ(登場人物の背景説明が足りないので感情移入しにくい・・・)がちょっと残念。DVDに未公開シーンがたくさんあることを期待してます。(再鑑賞および自分の評価済みの他の映画と比較して、ポイントを変更しました。)
【SN】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-01 20:15:08)
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