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辛口評が多いですね。私としては、戦争ものだしある程度のリアリティは必要だと思いつつ観てたので許容範囲内でした。それよりも、いかにもアメリカ万歳!的なノリがさほど強くない印象を受けて、むしろ意外でした。観客の大半がアメリカ人でしょうし、これに迎合するためベトコンンを少々軟弱に描いていた感は否めませんが、極力両軍を対等に描こうとしていたのではないでしょうか?指揮官と指揮官の知恵比べも、それなりに見ごたえがあったと思います。ベトナム戦争というものについて、両国兵士について、いろいろ考える余地を残してくれたような、そんな客観性を受けたのですが…。ただラストの、マイホームへの帰着シーン、あれは蛇足だったと思います。「ヨカッタ、ヨカッタ」を煽られてるような気がして、これについてはチョットあざといな、と。戦場を離れるメル・ギブソンの目線でカメラが引いて、ヘリから谷全体の景色ををのぞみながら、部下の戦死シーン・家族の心配げな表情などの回想を透かしで重ねつつ、そのままテロップ画面の方が余韻が残ったと思います。
【かちょりき】さん 7点(2002-07-11 23:51:23)
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