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ある町にひょっこりやってきた若者が、その町の人々を活気付けて希望を与えていく、という話と、その若者が戦死した息子と間違えられて、しばらくの間、その息子として彼の家族と一緒に過ごす、という二つの話が合わさっている映画だと思うんだけど、どちらに重点を置いて見ればいいのかちょっと迷ってしまう。前者のほうをメインにすると、主人公が戦死した人と似ているという後者のエピソードはいらなくて、記憶喪失になって流れ着いたというだけでもいい気がするし、後者の話がメインだと、その後の町の人々との交流はいかにも感動的で、ちと大げさに感じてしまう。どちらもいい題材だから、別々に一つの映画として作られてもいいくらいだと思う。二つをまとめたこの作品は、感動する焦点が散漫してしまい、どこか大味になってしまっている気がしました。何だか惜しい感じ。。ちなみに、後者に似た話はいくつか聞いたことがありますっ。日本で戦後、一人の大学生が訪ねた民家で、彼がその家の戦死した息子にそっくりで、どうしてもと頼まれて一晩その家で過ごしたという話や、戦死の通知が届いて、葬式も埋葬もやってしまった後で、2、3年経ったら当人がひょっこり帰ってきたという話など(私の父方のじいちゃんもそうでした)。日本でもアメリカでも実際に結構あるんじゃないかな(^^。
【kiku☆taro】さん 7点(2005-02-26 01:36:01)
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