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この映画のつくる世界観にどっぷり浸れた。とりわけチャンツィイーに和のテイストを加えた姿は本当にきれいで心を射抜かれた。日本の伝統的な着物やしぐさなどに心を奪われたということは私も日本人であったということか。外国の人が見てどれだけ心を動かされるのかはわからないけど、この映画がアメリカ人によって描かれたことを考えると、和の美しさは世界に通用するのだろう。しかし、せっかくアメリカ人のつくった日本の美に魅了されていたのにアメリカ軍の登場により、うちくだかれてしまったのは残念。そこから少し冷めてしまった。それと、主要人物は3人の芸者だと思うが、日本人役なのに、それを日本人が演じていないことも重ねて残念。主役を張れるような世界に通じる日本人女優が出てきて欲しい。ま、とにかく、見所はたくさんあるけれど、一番はやはり芸者役を演じるアジア女優達のふるまいの美しさでしょう。和風の上質な色気にうっとりすること請け合い。
【日向夏】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-05 11:18:14)(良:1票)
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