ソウ2 の まさかずきゅーぶりっく さんのクチコミ・感想

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ソウ2 の まさかずきゅーぶりっく さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ソウ2
製作国
上映時間100分
劇場公開日 2005-10-29
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 犯人に驚愕した1作目。そして犯人が捕まっている所から始まる2作目。両作品共に全然違うタッチで演出し、観客を混乱させながら結局はのめりこませる。2作目の凄い所は、主役の刑事がでっちあげ逮捕した人間達の中に息子を放り込み、ジグソウと他7人の両方から刑事親子を追い込むという部分だと思う。軸は刑事である父親とジグソウの心理戦であって、モニター内の展開は完全に過去のゲームであり、ジグソウにとってそれはさほど重要ではない。むしろその様子を見ている刑事を試す心理ゲームだと考えると、監禁された家での脱出のヒントやゲーム攻略法がさほど演出・説明されていないのも何となく理解できる。元々あの監禁されたメンバーは、息子に目を向けさせるためだけの「ゲームの駒」だと思うし、助ける気すら無かったのではないか?実際ジグソウとの心理戦に負けた主役の男は「1」の舞台となった忌まわしき現場で2代目ジグソウから制裁を受ける。冒頭で死んだ情報屋、そして脱出を試みながら家で死んでいったメンバー、前科モノではなかった唯一助けられた息子。全ては主役の刑事が手を染めて与えられた結果だ(息子ですら死と隣り合わせになるまでは真剣に向き合おうとしなかった)。しかし何でこんなシナリオを書けるのかと本当に関心する。現場の2人とその人となりの回想、ジグソウと彼を追う刑事で見せた「1」、8人の脱出劇とそれをモニターで見ながら何も出来ない刑事とジグソウの心理戦の「2」。そのグロさもあり、決して生と死を真剣に考えるという映画では無いが、ラストのひっくり返し方(1と同じ、ネタばらしの前兆のあの定番のBGMが流れてくると鳥肌が立つ)といい最高のエンターテイメントの1本であると言える。多分別館内での展開の細かな説明が少なかったのは、更に「3」に繋がる意味でわざとだったのか?とも思う。「3」ではアマンダ演じる新ジグソウが色々ゲームを主導してると思わせつつ、実はアマンダを脅してて「1」のあの死んだカメラマンの奥さんが「私が真・ジグソウだー(旦那に恨みがあったとかで)」とかになったらもうムチャクチャですね・・・。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-28 16:40:36)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2023-11-12サンゲリア22レビュー3.54点
ザ・リッパー7レビュー6.00点
バーニング・ムーン4レビュー4.00点
2023-07-03愛に関する短いフィルム8レビュー6.90点
2023-04-23アライバル-侵略者-6レビュー5.07点
2023-04-15ザ・グリード6レビュー5.87点
2023-04-15獣の剣5レビュー5.00点
2023-04-09御存じ いれずみ判官7レビュー6.00点
2023-04-08仕掛人・藤枝梅安28レビュー7.60点
2023-04-06グリーンランド -地球最後の2日間-7レビュー5.05点
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