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《ネタバレ》 金八先生の第6シリーズのラスト。桜中学を追われ教育委員会に進む事になった坂本先生を、涙で見送る生徒たちと多くの仲間。上の体制と教え子達に対する教育愛との狭間で苦しむ先生の姿には涙がとまらなかった。私が映画を観て生まれて最初に泣いた映画は(しかも号泣)「いまを生きる」のラストシーンだった。キーティング先生の時には破天荒な教育理論が、管理体制を強いられていた生徒たちの「自由への憧れ」にマッチした。しかしそれはやはりあまりにも大きな壁への挑戦だった。どの時代も、異端児は快く思われない。これからの人生がある生徒達は、今自分たちで出来る最高の形で学校を去る先生に感謝の気持ちを表した。それを、「ありがとう」と精一杯の笑顔で答える先生。離れ離れになる事を強いられながらも、強く結ばれた「絆」。本当に美しい。「カーペ・ディエム(いまを生きろ)」。俺も精一杯生きるぞ。
【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-09-24 16:21:07)
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