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《ネタバレ》 ストーリーはfacebook創設者マークが告訴されたという展開をベースに、合い間合い間に回想シーンをはさみながら展開していきます。こういう「実話に着想を得た」ストーリーは事実と脚色の区別が分からないので個人的には嫌いです。
しかし、鑑賞までfacebookに対して思いを巡らせたことはほとんど無かったのですが、著しく対人能力に欠ける人間が作り出したコミュニケーションツールのSNSと言うところが皮肉的で面白い。私自身mixiをやっていた経験があり、一時期それにのめりこんだ時期もあったのでfacebookの爆発的な広がりもかつての自分を見てるようで面白いものでした。 また、パンフレットの表紙にも興味を惹かれました。そこには"You don't get to 500 million friends without making a few enemies."とあり、意味は「一人の敵も作らずに5億人の友達なんか作れないよ」ということです。これは創設者マークへの戒めなのか、SNSを利用する全世界の人たちへの警鐘なのか、それともその両方なのか。 映画のラストで5億人の社交場を仕切る大金持ちの男が一人の女性のリクエストを待ち続けるというシーンは、巨大SNS=facebookのまさに光と影。現実とネットとの壁を感じました。 個人的な結論を言わせてもらうと、全体的にはあまり面白く無かったです。結局監督などの製作側は「facebook創始者の等身大」を描きたかったのか、「SNSの光と影」を描きたかったのか、またそれらでもって何を伝えたかったのかがわからなかったので。個人的には、「現実の人間関係を大事にしよう」と言われてるように思いましたが、どうでしょう? 【TANTO】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-01-24 11:08:32)(良:1票)
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